✴︎Sélection Souk vol.8✴︎
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心の目で見つめたときに浮かびあがってくる世界。
laRihlaのふたりのフィルターを通したモロッコの魅力探訪。煌めく宝の山の中に、人知れずひっそりと埋まっている原石たち。
骨董店や青空がらくた市、土産屋や雑貨店を歩き回って集めた、美しい古道具や民藝をご紹介いたします。
とっておきのセレクト品をぜひご堪能くださいませ。
〈Sélection Souk vol.8 フトール 〜 夕刻の朝ごはん〉
イスラムの月の暦・ヒジュラ暦では今は9月。すなわちラマダン月を迎えています。
聖なるラマダン月。イスラム教徒たちは、空に太陽が姿を表している日の出から日の入りまで一切の欲を断ちます。食欲もそのひとつ。
太陽が沈みお祈りの時間を呼びかけるアダーン(アザーン)が響くと、断食はひとまずお休み。日没時に朝食をとります。つまりbreakfast (ファスティングのブレーク)。
この朝食は日本ではイフタールと呼称されることが多いかと思いますが、モロッコでの発音は「フトール」と書き表すのがぴったり。
今回のSélection Soukでは、義務を終えてフトールを囲むときの「充実」「悦び」「感謝」のムードをコンセプトに、ティーポットやシュガースプーン、スープボウルなどをご紹介いたします。
イスラムにおける断食のお務めについて、今回のこの催しを通してみなさまに知っていただく機会となれば幸いです。
ご予約受付期間:
2025年2月28日🌚(fri) ~ 3月10日🌾(mon)
※一部のアイテムは4月初旬まで
お届け予定:
3月中旬~3月下旬より順次
お愉しみにお待ちいただけましたら幸いです。
<ミントティー・グラス>
アーブナリヤ ألعاب نارية。アラビア語で花火。
モゴロブ(日没)のアダーン(お祈りを呼びかけるモスクからの声)が聞こえてくると、まるで胸の内に花火でもあがるかのように喜びが込み上げます。
スークでのショッピング中、店主たちから幾度となくベルベル・ウイスキーを勧められた経験はありませんか。そう、マラケシュっ子たちの合言葉で、それはつまり甘いミントティーのことを言います。
モロッコにもティー・セレモニーの文化があります。王族の由緒ある儀式はもちろんのこと、庶民の日常においても日に何度もお茶を沸かして団らんする習慣が深く根付いています。シュウィーヤ ブ シュシーヤ(スローリー、スローリー)、ひと休み、ひと休み。
世界遺産ジャマ・エル・フナ広場を通り抜けて、西側の入り口から目抜き通りのスマリンにアクセスすると、ミントティー・グラスやポット、トレイなどが所狭しと並んでいるお店が軒を並べていることに気が付くでしょう。
色柄の鮮やかさと、珍しい小ぶりな手乗りサイズのグラスたちに目を奪われては、手荷物の重量制限と葛藤する方も多いのでは。
ここでは、スークの色と文様の世界から特にスムスムの世界観に共鳴するグラスをセレクトしてみました。モロッコで主流の小ぶりのサイズです。
一揃えでもアソートでも、もちろん厳選した1点でも。ひとつ取り入れるだけで日常を数トーンも明るくしてくれる一品であることをお約束します。
わたしたちとともに旅しましょう。
アラビア語で「旅」を意味する「Rihla رحلة」にフランス語の冠詞「la」を付けて、フランス語風に「h」の音を欠落させて読ませた「ラリラ」。
モロッコ国内旅行や世界旅行からのインスピレーションによる、それぞれ日仏出身の男女ふたりによるユニットです。
マラケシュのスークや世界のマーケットやマルシェで掘り当てた、煌めく宝もの。旅先で出会った人々と、彼ら彼女らによるハートが踊る手仕事たち。
はたまた異国をめぐる旅の中で出会った素材を持ち帰り、モロッコの伝統技術で形にする。
エトセトラ、エトセトラ。
心の旅、知性の旅、味覚の旅、意識下への旅。旅をして生きる、旅の中で生きる。
「人生」という名の旅を心から愉しみ味わうためのエッセンスを、物や人を通してみなさまとシェアしてまいります。
〔Sélection Souk〕ミントティー・グラス/アーブナリヤ
高さ:約8.5m
口径:約5.5cm